犬にも優しい増築工事 / 神戸市東灘区

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虫が嫌い

仲良しのお施主さんなんで、あえて顔出しさせて頂いております。

「虫がとにかく大っ嫌い!」というご主人。
蚊の一匹も許されないというので、当初はウッドデッキの周りを壁にしてほしいとのご依頼。
しかし、「床板の間からゴキブリが入るんじゃないか」などの心配も発生してきたりして生半可なことでは解決できないということで、いっそのことプライベートルームを兼ねた増築工事にすることとなりました。

手加工

まずは、ウッドデッキとテラス屋根を解体して、基礎工事まで。

 

基礎は15センチ幅のコンクリートブロックで。
元のウッドデッキの基礎は石材で作られてました。
これまで撤去するとなると、かなり大掛かりな工事になりますので、残しつつ進めていきます。

 

この材料達を、昔ながらの手加工で作っていきます。

土台となる材料は、始めから防腐剤を注入されていて虫も寄り付かない・腐ることもないという代物です
梁となる材料は、新築に使用するのと同じ「米松」という構造材です。

現場に合わせての加工になりますので、機械任せの加工ではなくて昔ながらの手加工です。
めっきり少なくなったこういう仕事なのですが、これが楽しい!
大工冥利に尽きるってなもんです。

ちなみに内装のイメージは、『ハワイ風』です。
新婚旅行で一度行ったきりのハワイなので、ネットの画像を頼りに頭の中でこしらえた”ハワイチック”な感じにしていきます。

 

サッシも入れて、雰囲気が出てきました。
ガラスは『LOW-E』という見た目がグリーンっぽくて、遮熱性能の高い商品です。

ご主人の完全プライベートルーム

床は、飼われてるワンちゃんが滑らないように・・・とのことで、杉の無垢材『浮造り(うづくり)』で。

浮造りとは?

浮造(うづくり)は、刈萱(かるかや)のを水にさらした後、干して紐で束ねた道具。

用途として、木の板・などの柔らかい部分(春材)を磨きながら削ぎ落として木目を浮き上がらせ、

木材の見た目を美しくするために使用する。

Wikipediaより

全く滑らないということはないのですが、一般的なフローリングと比較すると滑らないようです。
犬にとっても床が滑るというのはかなりストレスのようですので、おススメかもしれません。

 

天井・壁・床、塗装してる部分はすべて『オスモ』を使用。
口に入れても安全という自然塗料で、木目を活かした仕上がりになるので、弊社ではウッドデッキなんかにもよく使用しています。

 

ハワイ・南国っぽいファンも設置しています。
ご主人の植物を選ぶセンスも秀逸で、木と緑というずっとここに居たくなるような空間になりました。

約11帖のお部屋ですが、なかなかここまでの大きさの「自分の城」を持つのは難しいかもしれませんね。
マンションにお住まいだと、尚更のこと。

しかし、たとえ2帖でも3帖でも自分好みの部屋に作り変えちゃうというのは、老若男女問わずワクワクしますよね!
もし、「こんな部屋にしてみたい!」という願いなどありましたら、聴かせてください。
夢を形にするお手伝いをさせて頂きつつ、作る私たちも一緒にワクワクしながら作り上げていきましょう!

 

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