店舗工事
カフェ
工事代金:約450万円

古木をそのままに【下町Cafe 茶豆】 / 神戸市長田区

この味のある古い梁は、大正時代のものだそうです。

大震災の影響もあり、建物が傾いている現場でしたので、垂直や水平も直しながらの工事となりました。

壁の防音工事

まずは、壁の防音工事。
長屋の一角なので、壁一枚向こうはお隣様。
生活音なども結構聞こえていました。
そしてカフェとして営業されていく上でお隣にご迷惑がかからないようにとの配慮で、防音工事を施しました。
この工事後、ほぼ聞こえないと言っても過言では無いぐらい、お隣からの音も聞こえなくなりましたよ。

床組み工事

90×90材と鋼製束で床を作っていきます。
入り口、厨房や奥の客室との取り合いなどを考慮しながら高さを決めて、水平を確かめながらの施工です。

床は杉の無垢材を加工して使用。
土足での営業になりますので、頑丈な作りに。
足場板として使われている木材なので、強度は問題ありません。

厨房内配管工事

使用する什器に合わせて、給水・給湯・排水を配管していきます。
シンクや製氷機の位置を図面にて細部まで描いていますので、その通りに設備屋さんが配管。

それが終われば、土間のコンクリート打ち。
左官仕事って見てると簡単そうなんですが、実際にやってみるとホントに難しい!
私らがやると、コテの跡だらけになって見れたもんじゃないですから。
修行を積んできた仕事というのは、奥が深いです。

カウンター工事

カウンターには、杉の一枚板を使用。
5m近くある一枚板です。味がありますよねぇ!
木を多用する店舗というのは、大工の血が騒ぎます。

こんな工事もさせてもらいました

トイレ前の床。
現調させてもらった時から、ここの床がベコベコしてたんですが、めくってみるとやはりの状況。
どうやらシロアリが発生していたようで、抜け落ちる寸前までに。

傷んだ根太だけでなく、せっかくなので全ての根太を取替えました。
これで安心安心。

店内の雰囲気を壊してしまうなぁ。。
ということで、店舗内にあるガスメーターを杉の集成材でボックスを作りました。
ちゃんと開閉式にしていますので、計測されるのにも問題はありません。

高齢者の方用に、スロープも製作。
滑らないように、ノンスリップ加工も。
材料は腐らないハードウッド材で。
徹底的に「木質感」を出させてもらいました!

陳列棚とレジカウンターのボックス。
スペースに合わせて集成材で製作。

この棚もリコオジオリジナル。
アイアンを加工して脚を作って、杉板の棚を設置。
アングル固定部分は、壁の中に下地を入れてるので、強度もバッチリOK!

OPEN!

元々アルミサッシがあった箇所には、飾り棚を作って小物置き場に。
店主様のデザインです♪

店主である奥様とご主人。
ご主人が焙煎しておられます。
オープン日に私も行ってきましたが、美味しいコーヒーでした!
チェーン店にはない、ほっこりした雰囲気の店内です。

コーヒーをテイクアウトもできますし、こんなに美味しそうなフードメニューもありますし、お近くまで行かれた方は是非寄ってみてくださいね。
駒ヶ林のアグロにも近いので、買い物のあとはコーヒー飲んでまったりもいいんじゃないでしょうか!

下町Cafe 茶豆
神戸市長田区久保町4-6-4

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