「マンションのベランダにもウッドデッキを造りたいのですが」というご依頼を頂きまして、神戸市灘区の小高い立地の立派なマンションのベランダにウッドデッキを造ってきました。
まずは、リビングの床の高さと同じになるように、根太で高さを調整していきます。
床は防水工事が施されているので、釘やビスの類は一切打ちません。
そこから水漏れの原因になってしまいますので。
もし撤去することになったとしても、速やかに工事ができるように、極力少な目の接着材を使用して固定していきます。
床板の向きを、長手方向にするのか短手方向にするのかで、根太の向きは変わってきます。
お客様のご希望が短手に床板を貼りたいとのことでしたので、直交するように根太は長手方向に設置していきます。
根太を打てたら、床板を張り付けていきます。
エアコンの室外機は移動できなかったので、室外機はそのままにして施工していってます。
根太は「米松」なので、腐食しないように「オスモ」で防腐処理していっています。
そして完成です。
等間隔でビスで床板を固定していっていますが、錆びないようにデッキ専用ビスを使用しています。
基本的には、イタウバに塗装はしません。
濡れても腐食しない木材なので、防腐処理はしなくても大丈夫なのですが、色の経年劣化はあります。
この茶色い色が白銀化していきますが、木と共に年月を重ねていくという楽しみ方ができるのではないでしょうか。
「マンションだけどできるかな？」と思われてる方がおられましたら、参考にして頂けたらと思います。
既製品ではない、お家にピッタリと合わせた、家族だけのオリジナルのウッドデッキを造るというのは、造る側も本当に楽しい作業です！
