以前ウッドデッキを施工させて頂いたお客様からのご紹介で、お庭にウッドデッキを造らせて頂くことになりました。
イタウバで土台部分を、ラティスフェンスはレッドシダーです。
なぜイタウバでラティスフェンスを造らないかというと、イタウバにラティスに合う丁度良い規格がないからです。
加工して造れないこともないんですが、高額になってしまうため、リコオジとしてはいつもレッドシダーを使用します。
決して安価ではありませんが、水や湿気にも強い木材ですし、色もキレイなのでおススメです。
まずは、基礎から
床を支える「束(つか)」が立つ箇所に、束石を設置していきます。
重量に耐えられるように、ただ置くだけではなくて、コンクリートで固めていきます。
もちろん、1個ずつしっかりと水平を出しながら固定していきます。
柱を立てて、土台組み
画像でも見えますが、金物で固定していくのではなく、木と木をつなぎ合わせるのに、新築でも見られるような加工を施しています。
これらは、現場で過酷するのではなくて、加工場で仕上げてから現場で組み立てるようにしています。
音もしますし、大量に木くずなどのゴミやほこりがでますので、ご近所の迷惑にもなりますので、できる限りは加工場で造っていってます。
骨組みができました。
床がたわんだりしないように、大引きも900ミリ以内のピッチで入れてあります。
床とラティスフェンスを組んで、完成!
床を張っていくと、ウッドデッキらしくなりますよね!
ラティスフェンスの受け材に穴を開けているのは、雨水が抜けるようにするためです。
溝を作ってフェンスをはめ込んでいきますので、強風が来ても「ラティスが飛んでいってしまった!!」なんてことはありません。
又、強度を保つために、重要な柱は「通し柱」にしています。
※ 通し柱:基礎から笠木まで伸びた柱。新築でいうと、1階部分から2階部分までズドーンと伸びている柱です
そして完成!
いかがでしょうか?
ラティスフェンスも色を付けるのではなくて、素材の色を楽しんでいただこうと思いまして、オスモのクリア塗装をチョイスしました。
それぞれの木の味が出ていて、とても良いウッドデッキができたのではないでしょうか。
出来栄えもですが、ご縁が広がっていくということに、本当に感謝です。
又々楽しい現場でした!