新しいモノはキレイであたりまえ
ご紹介頂きましたお客様宅で、床の補強工事を施工しました。
歩くと今にも抜けてしまいそうな状態で、他社で床の全面張り替え工事を勧められて、その見積もりをされたそうです。
しかしそうなると、
・工事期間が長くなる
・工事代金が高くなる
・工事前後の片付けが大変
ということもありまして、悩んでおられました。
「できるだけ短期間で完工できて、尚且つ安心して歩けるようにしてほしい」
「床をキレイにするのが目的ではない」
というご希望でした。
古く傷んだ床をめくって、新しい床材を貼ればキレイになるのはあたりまえのことで、キレイにならない方がおかしいですよね。
リコオジとしましては、『キレイにするだけがリフォーム・リノベーションではない』という理念もあります。
特に模様替えをしたいワケではなく、壊れそうなのを直したい!というご要望があるのも当たり前だと思ってますので、こういう時にどんな工事をするのかをご紹介します。
床下にも潜りますよー!
上からの工事ではなく、下から補強しちゃいましょう!ということで、床下から抜けそうになってる部分を補強していきます。
こんな症状の時は、ほぼ根太と根太の間の床板が傷んでしまってるので、そこを補強していけば、直すことができます。

補強材は、24ミリのラーチ材(針葉樹の構造用合板)。
今は新築現場の床の下地材として、多く使用されてる材料で強度は高いです。
白く見えているのは、白ボンドです。
板の両端の木材が『根太』という、床板を貼るための木材です。

ボンドとビスで固定していき、傷んでる床を支えていきます。
余談ですが、夏の暑い時って、床下はすごく涼しいんですよ!
若い頃の修業時代は、夏に床下に潜るのは嫌いな仕事ではありませんでした。

これでガッチガチに補強できたので、安心して日々の生活を送ることができるようになりました。
費用としましても、床全面を張り替える金額のなんと5分の1程度で済みます。
お客様が本当に望んでることは何なのか?
そこを見極めた工事をしてこそ、喜んで頂けることに繋がりますし、喜んで頂けることにリコオジとしても達成感があるってもんです。
これぞ工務店としてのあり方で、存在価値と思って、今後も邁進していきます!