神戸市東灘区で、ラーメン屋さんの工事をさせて頂きました。
がっつり系のラーメン屋さんではなく、【女性が一人でも来やすいお店にしたい】とのご要望でしたので、明るい色調と温かみのある木材を使ってお店を作っていきました。
では、工事過程のご紹介です。
元々学習塾だった区画に、ラーメン屋さんへと改装するという、大工事となりました。厨房から新設しないと!
まずは、厨房と客席との間仕切りとなる、カウンターを作るために土台となるブロックを積んでいきます。
排水口の位置があまり良い位置になかったので、当初よりも20㎝ぐらい高くなってしまいましたが!
流した油が排水口へ流れこまないように、しっかりと「グリーストラップ」も設置します。
厨房の土間を水洗いする時のために、U字溝を設置して排水の道を作っていきます。ジャカジャカ洗えますよ~!
クラッシャーで埋め戻しして、ワイヤメッシュも敷き詰めて、土間のコンクリートを打つ段取りをしていきます。
コンクリートの打設も完了し、縞鋼板のフタも設置して、厨房の土間が仕上がりました。
いよいよ木工事へと進んでいきますよ~!ハイカウンターにするために、高さは130㎝で作っていきます。
天板は、「ゴム積層材」を使用。硬い材質なのでキズも付きにくいですし、カウンター材としてよく使いますね。
カウンターの上にも、もう一段ミニカウンターも設置して、引き上げた器などを置いておくスペースになりますね。
厨房内の床が上がってしまったので、天井も一部くりぬいて持ち上げてます。と同時に垂れ壁も造作していきます。
壁の材質は、「ナラ」で統一しています。これも硬い材質で、床材としてよく使われていますが、あえて壁に。
こちらは製麺室。自家製麺なので、この中でオーナーが麺を作っています。細麺ですすりやすい麺ですよ♪
カウンターの下は、荷物を置くための棚も設置。冬には上着も置けますので、便利なスペースですね。
厨房の壁は、防火としてステンレスを貼っていきます。給水管も勿論防火対策をして、水漏れがないように!
小物なんかを収納するための、吊戸棚を設置。大容量なので、結構な荷物を収納することができますよ!
フード・ダクトの取付も完了!ガンガンに湯気や熱を吸い取ってくれるので、空調もよく効きます。
U字溝にグレーチングも敷き詰めて、いよいよ工事も先が見えてきて、ラストスパートの段階になってきました!
最後に床を仕上げていきます。木のように見えますが、これは「ウッドタイル」でビニール製なのです。
ウッドタイルは種類も豊富で、一部貼り替えもできますし、リコオジでは多用しております。ワイルドでしょ♪
工事期間は、約1ヶ月。
排水などの問題も発生したりと色々ありましたが、無事にオープンすることができました。
苦労もした分、完成した時の感慨もひとしおでした。
鶏ガラで、しつこくなくあっさりしたスープで美味しいラーメンですよ~!
神戸にも大手チェーン店がどんどん参入してきてますが、こういう個人のお店のちからになれるよう、リコオジも共に頑張っていきます。