神戸生田ロードにある、「台湾タンパオ」さんの2号店出店のお手伝いをさせて頂きました。
どういうお店造りをするのか・・・というのも、1号店でイメージは把握してましたので、スムーズな流れで施工することができました。
改装前は、こんな雰囲気の靴屋さんが営業されていました。
靴屋さんらしく、ディスプレイ用の棚板が多く設置されてました。
もちろん厨房もないので、厨房とホールの新設工事となりました。
まずは、厨房となる部分の床の土間打ちから。
シンクなどを設置するために、排水が必要となります。
ですので、給水・排水の配管を施して、土間の高さが決まっていきます。
今回は、排水の出口が少し難しい位置にありましたので、床は20cmほどの厚みとなりました。
壁は、耐熱用に軽カル板を貼っています(厚み12mm)。
洗い物をしながらでも店内を見渡すことができるように・・・と、小窓も設置しました。
1号店があるからこそ、改善点も見えてますよね。
厨房からホールへの入り口です。
冷凍庫を楽に搬入させるため、幅は90cm確保しています。
もし、故障など起こった時にでも、出しやすくしておかないといけないので。
大工に現場は任せている間に、私は加工場で扉の製作を。
3枚の引きこみ戸になるので、扉3枚や鴨居などをひたすら加工していきます。
これが、たまらなく楽しい作業なのです!
塗料は、リコオジお馴染みの「オスモ」で。
「塗ってます~」という感じではなく、自然な感じの色になるので、ウッドデッキにもオスモを使用しています。
天井は、現状が「ジプトーン」でした。
ジプトーンに直接クロスは貼れないので、一度ベニヤなどでクロスを貼れるように下地処理する必要があります。
今回はクロスはやめて塗装で行こうとなり、ペンキ屋さんがローラーを使ってどんどん塗っていってくれてます。
製作した扉は、こんな雰囲気になりました。
「古民家風」な感じに仕上げてみました。
ガラス部分の格子は、今回は無しにして透明のガラスのみに。
小壁に3枚の扉がスッポリ納まる造りになっています。
カウンターテーブルも仕上がっていってます。
カウンターの下は、荷物を置くための棚も設置。
足元に見える台は、給水管が通っています。
厨房から店外の蒸し器まで配管してるため、その目隠し用です。
丁度足の置き場にもなって、いい塩梅です。
いよいよ大詰めで、看板の設置も完了!
この看板のデザインは、店長の奥様のデザインによるもの。
デザイナーさんである奥様が、ほぼお店で使う色などを決めておられます。
すごくセンスが良いので、タンパオの社長さんもお気にいりの看板なのです。
看板の縁取りは、「タモ」という木材にオスモ塗装をかけています。
そして、完成です!
今回は、テーブルやレジ台など、加工物も多く施工させて頂きました。
2店舗目ともなると、店長や奥さんとの意思疎通もスムーズで、日程通り工事を進めることができました。
この「台湾タンパオ 天五店」、週末はかなりの混雑だそうです。
店内に座るのも並ばないといけないようで、行列なんかもできてるというから、嬉しい悲鳴ではありますが。
私はオープン日にお邪魔して、新作の小籠包を頂きました。
ホントに美味しくてビールもすすみまして、1人で5杯飲んで本当に邪魔してしまいました。
飲み会などの〆にも最適ですし、オススメのお店です。